⑨ネットワーク基礎

VLANとネットワーク分離の基礎【仮想LANとセグメント分割をわかりやすく解説】

⑨ネットワーク基礎
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VLANは1台のスイッチを論理的に複数のネットワークに分割する技術です。企業ネットワーク・クラウド・Dockerのネットワーク設計で必須の概念です。

VLANとは何か?

VLAN(Virtual LAN)は、物理的なケーブル接続に関わらず、スイッチのポートを論理的にグループ化してネットワークを分割する技術です。同じスイッチに繋がっていても、異なるVLANに属する機器は直接通信できません。

VLANを使う理由

目的内容
セキュリティ部署やシステムを分離して不正アクセスを防ぐ経理・開発・ゲストWi-Fiを分離
パフォーマンスブロードキャストドメインを分割して帯域節約映像配信用ネットワークを分離
管理性論理的なグルーピングで管理しやすくするフロアをまたいで同じVLANに

タグVLAN(IEEE 802.1Q)

スイッチ間でVLAN情報を伝達するために、イーサネットフレームに「VLANタグ(4バイト)」を付加します。VLANタグにはVLAN ID(1〜4094)が含まれます。

# LinuxでVLANインターフェースを作成(8021q モジュールが必要)
sudo modprobe 8021q

# eth0にVLAN ID 10のサブインターフェースを作成
sudo ip link add link eth0 name eth0.10 type vlan id 10
sudo ip addr add 192.168.10.1/24 dev eth0.10
sudo ip link set eth0.10 up

# 確認
ip link show
cat /proc/net/vlan/config

クラウド・Dockerとの関係

AWSのVPCサブネット・DockerのネットワークもVLANと同じ「論理的なネットワーク分離」の考え方が元になっています。パブリックサブネット・プライベートサブネットの分離はVLANによるセグメント分割と本質的に同じ概念です。

Dockerを使い始めたとき「bridge・host・overlay」というネットワークモードが出てきて混乱しました。VLANの概念を知っていると「bridgeは独立したLAN、hostはホストのNICを共有、overlayは複数ホストをまたぐVXLAN」と理解しやすくなります。

hobbyshift管理人

まとめ

  • VLANは物理スイッチを論理的に分割してネットワークを分離する技術
  • セキュリティ・パフォーマンス・管理性の向上が主な目的
  • IEEE 802.1QのタグVLANでスイッチ間のVLAN情報を伝達する
  • AWSのVPCサブネット・DockerのネットワークもVLANと同じ分離の概念が元になっている

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