動画配信サイトから動画や音声を安全にダウンロードするツールとして、yt-dlpが注目されています。
本記事では、Windows環境にyt-dlpを構築し、安全に利用できる手順を初心者向けにわかりやすく解説します。
yt-dlp自体は合法なツールですが、ダウンロードする動画の著作権や利用規約には十分ご注意ください。
本記事は合法範囲（自作動画や著作権フリー素材等）での利用を想定しています。
1. yt-dlpとは？
yt-dlpは、YouTubeや各種配信サイトに対応したオープンソースの動画・音声ダウンローダーです。
元の「youtube-dl」より更新頻度が高く、対応サイトも幅広いのが特徴です。
2. 構築に必要なもの
Windowsでyt-dlpを使うには、以下を準備します。
- yt-dlp_x86.exe
- FFmpeg（高画質動画＋音声の結合用）
💡 どちらもインストーラ不要で、フォルダに置くだけで利用可能です。
- Windows 10または11 PC
3. yt-dlpのダウンロードと設置
3-1. yt-dlpの入手
- 公式ページへアクセス
👉 yt-dlp公式GitHub
- 「Assets」一覧から 「
yt-dlp_x86.exe」をダウンロード
「yt-dlp_x86.exe」が見当たらない場合「Show all 〇〇 assets」をクリックして表示を広げてください。
ファイル名をクリックするとダウンロードできます。
C:\yt-dlpフォルダを作成し、その中に保存します
4. FFmpegの導入
yt-dlpは高画質動画や音声結合にFFmpegを利用します。
- 公式ビルドサイトへアクセス
👉 FFmpeg for Windows
- 「ffmpeg-release-essentials.zip」をダウンロード
- ZIPを展開し、中にある
ffmpeg.exeをC:\yt-dlpにコピー
5. yt-dlpを実行する
5-1. 実行方法A（フォルダから実行）
C:\yt-dlpフォルダを開く- Shiftキーを押しながら右クリック → 「PowerShellウィンドウをここで開く」
- コマンドを入力
.\yt-dlp_x86.exe “動画URL”
(例)YOUTUBEの場合
.\yt-dlp_x86.exe "https://www.youtube.com/watch?v=XXXXXXX“
一番したの項目「download」が100%になると、ダウンロードが完了します。
「C:\yt-dlp」フォルダに動画データがダウンロードされています。
5-2. 実行方法B（どこからでも実行する）
- 「スタート」→「環境変数」と検索
- 環境変数設定画面を開く
- システム環境変数のPATHに 「
C:\yt-dlp」を追加
これで任意のフォルダでコマンドが実行可能になります
※好きなフォルダで「Shiftキーを押しながら右クリック」で「PowerShellウィンドウをここで開く」
yt-dlp_x86.exe “動画URL”
実行したフォルダに動画が保存されます
6. おすすめの便利オプション
- 最高画質でダウンロード
yt-dlp_x86.exe -f best “動画URL”
- 保存先を指定
yt-dlp_x86.exe -o "C:\Videos\%(title)s.%(ext)s" “動画URL”
- 字幕も同時取得
yt-dlp_x86.exe --write-subs --sub-langs ja,en --convert-subs srt “動画URL”
まとめ
yt-dlpは、Windows環境に簡単に構築でき、動画や音声を高品質で取得できる便利なツールです。
自宅PCに構築すれば、合法的な範囲で動画アーカイブや素材収集を効率化できます。
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