⑨ネットワーク基礎

ルーティングの仕組みを徹底解説【デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルの読み方】

⑨ネットワーク基礎
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ネットワークを理解するうえで「ルーティング」は欠かせない概念です。デフォルトゲートウェイとは何か、パケットはどうやって目的地に届くのか、Linuxでルーティングテーブルをどう確認・操作するかを解説します。

ルーティングとは何か?

ルーティングとは、パケットを目的のIPアドレスへ届けるための「経路選択」です。郵便に例えると、手紙を「最寄りの郵便局(デフォルトゲートウェイ)→各中継局(ルーター)→宛先」と転送していく仕組みと同じです。

デフォルトゲートウェイとは?

同じLAN内の機器には直接パケットを届けられますが、外のネットワーク(インターネットや別のLAN)に送る場合は「デフォルトゲートウェイ」に転送します。デフォルトゲートウェイは通常、自宅ならWi-Fiルーター、企業ならL3スイッチやルーターです。

# Linuxでデフォルトゲートウェイを確認
ip route show
# 出力例:
# default via 192.168.1.1 dev eth0    ← デフォルトゲートウェイ
# 192.168.1.0/24 dev eth0 proto kernel ← 直接接続のネットワーク

# Windowsでの確認
route print

ルーティングテーブルの見方

フィールド説明
宛先ネットワークどのIPアドレス宛のパケットか192.168.2.0/24
ゲートウェイ次にどのルーターへ転送するか192.168.1.254
インターフェースどのNICから送り出すかeth0
メトリック経路のコスト(小さいほど優先)100

ルーティングの仕組み(パケットの旅)

あなたのPCから8.8.8.8(GoogleのDNS)にpingを打つとき、パケットは以下の流れで届きます:

  1. PC(192.168.1.100)が「8.8.8.8はLAN外だ」と判断し、デフォルトゲートウェイ(192.168.1.1)へ転送
  2. 自宅ルーターがプロバイダのルーターへ転送
  3. インターネット上の複数のルーターが「traceroute」のようにリレーしながら転送
  4. Googleのルーターが8.8.8.8を持つサーバーへ届ける

Linuxでルーティングを操作する

# 静的ルートを追加(一時的)
sudo ip route add 10.0.0.0/8 via 192.168.1.254 dev eth0

# 静的ルートを削除
sudo ip route del 10.0.0.0/8

# 特定のIPへの経路を確認
ip route get 8.8.8.8
# 出力例: 8.8.8.8 via 192.168.1.1 dev eth0 src 192.168.1.100

# パケットの経路をトレース
traceroute 8.8.8.8
tracepath 8.8.8.8  # tracerouteが使えない環境で

「pingは通るのにWebが見れない」というトラブルで、デフォルトゲートウェイの設定ミスが原因だったことが何度もあります。「ip route show」でdefaultルートが正しく設定されているか確認するのが、ネットワークトラブルシューティングの基本ステップです。

hobbyshift管理人

まとめ

  • ルーティングはパケットを目的地へ届けるための経路選択の仕組み
  • LAN外へのパケットはデフォルトゲートウェイ(通常はルーター)へ転送される
  • 「ip route show」でLinuxのルーティングテーブルを確認できる
  • 「ip route get 宛先IP」でそのIPへの経路を即座に確認できる

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