Linux入門

vimの基本操作【最初の壁を3時間で突破する】

Linux入門
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「vimを開いたら抜け出せなくなった…」というのはLinux初心者あるあるです。この記事では、vimを使えるようになるための最低限の操作を丁寧に解説します。

vimとは?なぜ覚える必要があるのか

vim(Vi IMproved)はLinux/Unixに標準搭載されるテキストエディタです。サーバー作業では nanoVSCode が使えない環境でもvimは必ず使えます。最低限の操作を覚えておくと、SSH接続先でのファイル編集が格段に楽になります。

最初に覚えること:4つのモード

vimが難しく感じる最大の理由は「モード」の概念です。vimには複数のモードがあり、同じキーでも現在のモードによって動作が異なります。

vimの4つのモード遷移図
▲ ESCを押せば必ずノーマルモードに戻れる。これだけ覚えれば脱出できる

まず ESCキーを押せば必ずノーマルモードに戻れる ことを覚えてください。操作に迷ったらとにかくESCです。

vimの起動と終了

# vimを起動(ファイルを指定して開く)
$ vim filename.txt

# 終了コマンド(ノーマルモードで : を押してから入力)
:w      # 保存(write)
:q      # 終了(quit)※変更がある場合は終了できない
:wq     # 保存して終了(:x でも同じ)
:q!     # 強制終了(保存しない)
:wq!    # 強制的に保存して終了

文字の入力:インサートモードへの入り方

ノーマルモードから以下のキーでインサートモードに入り、文字を入力できます。

キー挿入位置
iカーソルの直前に挿入
aカーソルの直後に挿入
oカーソル行の下に新しい行を追加して挿入
I行頭に挿入
A行末に挿入
Oカーソル行の上に新しい行を追加して挿入

よく使う操作コマンド(ノーマルモード)

vimノーマルモード コマンド早見表
▲ dd=行削除(切り取り)、yy=行コピー、p=ペースト、u=アンドゥ。コマンドモードの:wqで保存終了

カーソル移動コマンド

vimカーソル移動コマンド一覧
▲ h/j/k/l でカーソル移動。w/b で単語単位、0/$で行頭行末、gg/Gでファイル先頭末尾

検索と置換

# 検索(ノーマルモードで入力)
/検索語     # 前方向に検索
?検索語     # 後方向に検索
n           # 次の一致箇所へ
N           # 前の一致箇所へ

# 置換(コマンドモード)
:s/旧/新/           # 現在行の最初の1つを置換
:s/旧/新/g          # 現在行のすべてを置換
:%s/旧/新/g         # ファイル全体を置換
:%s/旧/新/gc        # 確認しながら置換(c=confirm)

実践:vimで設定ファイルを編集する流れ

# 1. ファイルを開く
$ sudo vim /etc/hosts

# 2. Gで末尾に移動
G

# 3. oで新行を追加してインサートモードへ
o

# 4. テキストを入力
192.168.1.100 myserver

# 5. ESCでノーマルモードへ戻る
ESC

# 6. 保存して終了
:wq

すぐに使える便利な設定コマンド

ノーマルモードで以下のコマンドを入力すると、その場で設定が変わります。~/.vimrc に書けば永続化できます(vim中級編で詳しく解説)。

" 行番号を表示する(初心者が最初にやりたいことのひとつ)
:set number

" 行番号を非表示にする
:set nonumber

" 検索時に大文字・小文字を区別しない
:set ignorecase

" シンタックスハイライトをオンにする
:syntax on

" 現在の設定を確認する
:set

まとめ:最低限覚えるべき操作

  • ESC:どのモードからでもノーマルモードへ戻る(最重要)
  • i:インサートモードへ(文字入力開始)
  • :wq:保存して終了
  • :q!:保存せず強制終了
  • dd:行の削除(切り取り)
  • yy / p:行のコピーとペースト
  • u / Ctrl+r:アンドゥ / リドゥ
  • /検索語:テキストを検索
  • :set number:行番号を表示する(作業効率が上がる)
  • :%s/旧/新/g:ファイル全体を一括置換

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